ある日突然、関節が痛くなり、赤く腫れてきた。
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痛風
セルフチェック
- 男性である
- 30歳以上
- 肥満している
- 油っぽい物が好き
- 水分をあまり取らない
- 外食やコンビニ食が多い
- 食事の時間が不規則
- アルコールをよく飲む
- ジュースや清涼飲料をよく飲む
- 甘い物が好き
- ストレスが多い家族や親族に痛風の人がいる
痛風について
症状
原因
尿酸値が高い状態(7.0mg/dl以上)でいると、結晶化した尿酸が関節の壁に定着します。そして暴飲暴食や激しい運動、ストレスをきっかけに、定着していた尿酸結晶が剥がれ落ち、その時に激しい痛みを伴う痛風発作がおきます。(尿酸の原因はプリン体です。食事から取り込まれるプリン体は、体内にある物のうち20%ほどです。その他の80%は、実は体内で作られた老廃物と言われております。)
治療法
痛みの強い痛風発作時には、炎症を抑える治療です。つまり、冷やして、安静にしていただき、痛み止めの内服や湿布を使用します。
当院では、痛みが強い場合は、超音波エコーを使用し、確実に関節内にステロイドを注射も可能です。痛みが緩和したときに尿酸値を下げる薬と開始するか検討します。
予防法
プリン体を多く含まれる食べ物を控え、菜食中心の食事に切り替えるか、尿酸値を下げる薬を当院で処方します。
Q&A
- Q
-
ビールだけ控えてれば大丈夫ですか?
- A
-
尿酸値はアルコールそのものでも上がります。またプリン体ゼロのビールに変えてもアルコール自体で尿酸値が上がります。アルコールの中でも比較的ワインが尿酸値を上げにくいと言われております。
- Q
-
食事制限すれば大丈夫ですか?
- A
-
尿酸値は食事だけでコントロールできないことも多いです。ストイックな食事制限は必要ありませんが、暴飲暴食は控えた方が良いです。
- Q
-
食べた方が良いものはありますか?
- A
-
乳製品や、海藻、野菜、きのこ、芋などを積極的に取ることを勧めております。また、コーヒーも尿酸値を下げると言われているので、1日3杯ぐらいなら大丈夫です。
- Q
-
痛みが無くなったから、治ったと判断して良いでしょうか?
- A
-
痛みがないからと言って、関節内に結晶化された尿酸は残っております。関節内に溜まった尿酸結晶は、5年くらいで無くなると言われております。
- Q
-
薬で痛みが無くなったら、もう飲まなくて良いのでしょうか?
- A
-
尿酸の薬をやめてしまうと2日くらいで尿酸値は元に戻ります。また、尿酸値が下がっても、関節内の尿酸結晶が消えるまでの5年間は、痛風発作が起きる可能性があります。