仕事やスポーツなどで指の使いすぎの時に起こります。また、女性になりやすく、妊娠時、産後、更年期の女性に多いことから、ホルモンのバランスがくずれることが原因に関与している可能性があります。母指や中指におこることが多いです。
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ばね指
セルフチェック
- 指を曲げ伸ばしすると「カクンカクン」と引っかかる
- 指が曲げずらい
- 指を無理に曲げると曲がったまま元に戻らなくなる
- 指の付け根(手のひら側)を押すと痛む
- 指をまっすぐ伸ばしにくい
- パソコンやスマートフォンを常に触っている
- 手をよく使う仕事をしている
- 30〜50歳の女性である
ばね指とは
症状
原因
治療
まず手指の安静を勧めます。当院では副木(添え木)を装着したり、テーピングを指導することがあります。スポーツや趣味が原因の場合は、しばらくの間、中止を勧めます。また、整形外科では、指の付け根にある腱鞘内にステロイド注射をすることが多いのですが、とくにトリアムシノロンは有効で、おおむね3ヶ月以上は無症状の場合が多いです。注射で改善しない場合や、何度も再発する場合は、手術(腱鞘切開)の治療を考えるときです。切開するのは腱鞘の一部だけで、1cm未満の小さな傷で済みます。10分ぐらいの日帰り手術となり、当院で処置が可能な場合がありますので相談ください。
院長からの一言
ばね指が複数の指に起こる場合は、関節リウマチや糖尿病が原因となっている可能性がありますので、早めに整形外科の受診を勧めます。また、ばね指を長期間に放置していると、関節が硬くなり、治療が困難になりますので、良くならない場合は整形外科に受診を勧めます。